狗奴国 - 邪馬台国


狗奴国(くなこく-kunakoku)

狗奴国

狗奴国(くなこく)は弥生時代に存在した日本に存在した邪馬台国と争っていた男王が支配していた国です。
狗奴国の所在地はまだ確定には至っていませんが、魏志倭人伝によると邪馬台国より南と記されている為、邪馬台国を現在の佐賀県から福岡県南部にあったと考えると、熊本県付近にあったと考えられます。
男王の名前は卑弥弓呼(ひみここ、ひこみこ)、官に狗古智卑狗(くこちひこ、きくちひこ)という人物が実権を握っていましたと云われ、どちらも後の九州の熊襲(くまそ)や菊池氏(きくちし)との繋がりがあるかもしれません。

魏志倭人伝における狗奴国の記述

その南に狗奴国あり。男子を王となす、その官に狗古智卑狗あり。
女王に属さず。(中略)その8年(正始8年)、太守王[斤頁]到官に到る。
倭の女王卑弥呼、狗奴国の男王卑弥弓呼ともとより和せず、倭の載斯・烏越等を遣わして郡に詣り、相攻撃する状を説く。

魏志倭人伝原文

其南有狗奴國 男子爲王 其官有狗古智卑狗 不属女王(中略)其八年 太守王[斤頁]到官 倭女王卑彌呼興狗奴國男王卑彌弓呼素不和 遺倭載斯烏越等詣郡 説相攻撃状
『魏書』東夷伝

主な遺跡

備考




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