不弥国(ふみこく/不彌國)は弥生時代、3世紀に日本の九州地方に存在したと国のひとつです。
現在の福岡県糟屋郡宇美町にあったと思われ(根拠は地名のみ)、1000余の家がありました。
「魏志倭人伝」によれば、不弥国は「東へ100里行くと、不弥国に至る。」とされており奴国から「東へ100里」なのか伊都国からかは不明ですが、九州北部であったことは間違いないと思われます。
長官は多模(たも)と呼ばれ、副官は卑奴母離(ひなもり)と呼ばれた事が分かっています。
東行至不彌國百里 官曰多模 副曰卑奴母離 有千餘家