藁で出来る色んな衣類


衣類と植物

藁からできる色んな衣服

藁(わら)とは、イネや麦などの茎を乾燥させて作ったものです。藁は昔から衣類からむしろやホウキなど色んな物に加工して使われました。
藁を使った作られた衣類の一つに蓑(みの)があります。
蓑は現代でいうところの雨ガッパの事です。乾燥させた稲などの茎を沢山編み込んで作られています。
藁は雨に濡れても、水滴が染み込まずにそのまま流れ落ちる為に、雨の日に着込んで利用されていました。
当然大型で、人が見に付けるにはかさばるなど不便な面も多いため、雨の日以外は基本的に着用されませんでした。
頭部用にも藁製の笠があるため、全身を水濡れから守ることが出来ました。

藁を使った衣類では他に上記で挙げた笠の他に草履(ぞうり)、草鞋(わらじ)などがあります。
草履と草鞋はどちらも足に付ける履物ですが、草履は現代いうサンダルのような形で履くだけですが、草鞋は長いヒモ(※緒(お)と呼ばれる)が付いており、これで足にしっかりと密着させて固定するものです。
山越えなどのとても長い距離を歩くときなどの良く利用されました。
なお、昔の道路は当然現在のような舗装されたアスファルトでは無く土の道であるため、歩いている間に藁に土が入りこみ、より歩きやすくなっていきました。


藁から作られるいろんな衣類

  • 草履、草鞋


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